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2004年4月
◇五稜郭公園で開花
 函館海洋気象台は26日午前、函館でサクラの開花を観測したと発表しました。平年より7日早く、昨年より2日早い開花となりました。
 サクラは函館・五稜郭公園内の三本の観測用標本木で26日午前10時ごろ、ソメイヨシノ数輪が開花したのを同気象台職員が確認しました。 今月の11〜20日の平均気温が8.5度と、平年に比べ1.9度も高く、開花が早まったということです。
 1953年から観測を始めて、最も早い開花は2002年の4月18日で、最も遅いのは1984年の5月23日でした。

◇観光シーズン到来

市電「ハイカラ號」の写真 15日に、レトロな外観や木目調の車内で人気を集めている市電の「ハイカラ號」が運行を開始したのを皮切りに、16日には、冬期間通行止めになっていた函館山登山道が、昨年より5日早く、5ヶ月ぶりに開通。海上でも、函館港を周遊する観光遊覧船「ブルームーン」(199トン、佐藤優船長)が17日、今シーズンの運航を開始しました。桜の開花とともに、函館もいよいよ本格的な観光シーズンに入ってきます。

函館山登山道は、4月25日から10月15日までの午後5時から同22時は、バスとタクシーを除く一般車両の通行は禁止されています。

◇一足早くサクラ咲く
 札幌管区気象台が21日に発表した開花予想では、函館と江差のソメイヨシノの開花は27日となっていますが、函館市内では一足早く咲き始めたところがあります。松陰町と柏木町の町境となる通称「桜が丘通り」で、1本のソメイヨシノが幹から直接5、6輪の花を咲かせています。
 この通りは約80本のソメイヨシノが、500mに渡って空を覆うように花を咲かせるので、市内ではちょっとした名所になっています。また、標準木のある五稜郭公園でも、ちらほらと咲き始めています。

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◇朝市−湯の川温泉間に無料シャトルバス

 函館朝市協同組合連合会(小山和男理事長)は24日から、湯の川温泉地区と函館朝市を結ぶ無料シャトルバスを運行させます。早朝は公共交通機関がなく、宿泊客が朝市を訪れるには不便だったことから、運行を決めました。同区間のシャトルバス運行は初めて。
 バスは10月31日までの毎日、午前5時半、同6時半、同7時半の3便。湯の川地区の旅館やホテル5ヶ所に寄って函館朝市に向かいます。繁忙期などで希望者が多い場合は、増便も。帰りは午前7時、同8時、同9時に朝市を出て、湯の川へ戻ります。
 利用できるのは、函館湯の川温泉旅館協同組合に加盟する28の旅館やホテルに宿泊する人。前日に宿泊先に申し込んで、整理券を受取る方式です。


◇5月14日に第2回新選組サミットin函館大会

 幕末の志士・新選組の魅力をゆかりの地で探る、新選組サミットの函館大会が5月14日、函館市町のハーバービューホテルなどで開催されます。16日、1回目の実行委員会が開かれ、イベント内容の大筋が決まりました。
 全国の新選組同好会やゆかりの地の観光協会などが集まり、第1回は3月13、14の両日、新選組副長・土方歳三の出身地、東京・日野市で開かれました。函館開催は、これに続くものです。同サミットは今後、会津若松市や京都市でも開かれます。
 当日は同ホテルで午後5時から、道南や道外ゆかりの地で活動する同好会員や関係者らが集まり、「新選組のゆかりの地との交流と今後の活動を考える」とのテーマで討論するほか、ファンの集いも。
 市内、近郊のまちおこしグループや趣旨に賛同する人たちなど約40人で構成されている同実行委では、今後さらに内容を詰めていきたいとしています。


◇学校給食にクジラ竜田揚げ
 函館市内の学校給食で、鯨肉を使用したメニューを提供することを検討しています。22、23の両日、市教委が児童生徒の好み、食材の購入方法などを検討するため、小・中学校それぞれ1校で試験的に実施します。メニューはミンククジラ赤身の竜田揚げで、使用する鯨肉は、前回の南氷洋鯨類捕獲調査で得た南極海産ミンククジラ。
 鯨肉を使ったメニューは、市内では1977年ごろまで学校給食で定期的に出されていました。市教委では食文化の伝承の視点から、学校給食への鯨肉導入を進めたいとして、アンケートなどを取り、さらに検討を進める考えです。 

土方歳三コンテスト参加者募集

  今年も「箱館五稜郭祭」が、5月15日(土)・16日(日)の2日間開催されます。戊辰戦争の舞台となった「五稜郭」の歴史を長く史実とともに後世に伝えようと、昭和45(1970)年に市民有志が箱館五稜郭維新パレードを行ったことから始まりました。
 パレードの主役の一人、「土方歳三」役は毎年一般公募によるコンテストで選ばれていますが、今年は4月30日締切りで、全国からコンテストの応募を募っています。優勝、準優勝をした方は、土方歳三役として16日のパレードに参加できるほか、賞金も出るそうです。我こそは、土方歳三ナリ!という方はぜひ、応募してみてはいかがでしょうか。パレードの新撰組隊士役も、募集中。こちらは先着で25名まで。
詳しくは >>> 箱館五稜郭祭


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◇凾館の桜−4月28日開花予想

 気象庁札幌管区気象台が発表した北海道の桜(ソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、チシマザクラ)の開花予想で、凾館(五稜郭公園)のソメイヨシノは昨年と同じ4月28日。3月の気温が上旬以外は高めだったため、平年より5日早い見込みです。

 現在、桜前線は仙台まで北上していて、全国55地点で満開を迎えていますが、道内ではソメイヨシノが28日の函館、江差を皮切りに、札幌は5月4日、室蘭は5日、倶知安は12日に開花の見込み。
 エゾヤマザクラは岩見沢が5月5日、旭川は7日、帯広8日、浦河9日、留萌10日、網走と紋別が14日、稚内は15日、釧路は16日と予想しています。チシマザクラは20日に根室で開花の見込みです。
                                                     >>> 札幌管区気象台


◇花と緑のフェスティバル−6月19・20日開催

 今年で15回目を迎える「はこだて花と緑のフェスティバル」(同実行委主催)が、6月19日(土)・20日(日)の2日間に渡って、北海道立道南四季の杜公園(函館市亀田中野町199)で開催されます。

 同フェスティバルは、道南の初夏を彩る恒例イベントとして定着していますが、今年は会場を去年までの函館シーポートプラザから移しての開催となります。
 「道南四季の杜公園」は昨年夏に一部開園した、道南初の道立公園です。


◇花粉症の季節襲来

 渡島保健所(函館市)は3月中旬から、今年の花粉飛散調査を開始しました。それによりますと、3月28日からスギ花粉の飛散が本格的に始まったようです。昨年より1週間程度早いとか。

 同調査は道立衛生研究所(道衛研)と道内5保健所との共同研究で、2000年に開始。長期的な観測とデータ集積で、気象条件と飛散量の因果関係などの分析を進め、将来的には飛散予測など花粉症の予防策に反映させるものです。渡島保健所では、道内他地域であまりみられないスギ花粉をメインに観測しています。

 凾館での過去4年間の調査結果では、スギ花粉の飛散開始日は4月1―6日に集中。飛散期間は3月下旬から4月下旬で、ピークは4月10日前後になっています。道内他地域に比べて少ないシラカバ花粉は4月下旬に始まり、5月下旬に終了しています。飛散状況は週1回、同保健所のホームページで更新されます。


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◇また来たい街−凾館

 函館市がこのほどまとめた、2003年度の観光アンケート調査の結果によりますと、 「リピーター」が6割を超えたのに加え、「また来てみたいと思いますか」という問いに、観光客の98・0%が「はい」と答えるなど、根強い人気を示しています。

 調査は市と函館国際観光コンベンション協会が共同し、函館山、元町周辺、ウオーターフロント、五稜郭公園の4カ所で8―2月の計18日間実施しました。項目は来函回数、旅行地に選んだ理由、函館の印象など13項目で、1006人が回答しました。

 結果は、来函2回以上のリピーターが61.4%の618人いました。道内客では「4回以上」が56.7%で、最多。道外客でもっとも多かったのは「初めて」で、43.7%でしたが、「4回以上」とした人も20.0%いました。
 観光客の居住地域は関東が45%と圧倒的で、01年度(34.1%)02年度(40.6%)から年々増加傾向にあります。
 また、ここ数年横ばい傾向が続いていた旅行中の1人当たりの平均消費額は2万6858円で、02年度比10.5%増。中でも宿泊客は2万7641円で、同8.2%の伸び。
 「函館で買ったお土産は」(複数回答)の問いには、「水産物」が56.5%で最多でした。以下、「菓子類」51.4%、「ガラス製品」20.4%の順。「函館で何を食べたか」(同)には、「ラーメン」が46.9%で1位となり、函館塩ラーメンが定着している様子をうかがわせました。


◇捕鯨調査船の一般公開 4月24・25日に
 南極海での調査捕鯨を終え、先月31日に函館港に入港した第17次調査船団の母船「日新丸」(7638トン)と、目視専門船「第二共進丸」(372トン)が、4月24・25日の両日、一般公開されます。
 当日は、船内見学をメインに、くじら汁の無料試食(2日間で計4000食)や南氷洋の氷の展示などが行われるほか、YOSAKOIソーランのステージイベントなどが行われる予定です。

 なお、同船団が調査捕獲したミンククジラ440頭分の肉を陸揚げし、全国の市場へ流通させることになっていて、市の水産課では、道南をはじめ全国に流通するのは7、8月ごろと予測しています。

第17次調査船団は昨年11月7日に山口県・下関港を出向。同月30日から今年3月3日まで南極海でミンククジラを捕獲して標本を採取、調査を行いました。また、他の鯨類の目視調査も行いました。
調査団長の石川創・日本鯨類研究所調査部次長は「ミンククジラを上回る1794のザトウクジラの群れが確認され、絶滅の危機のあったザトウクジラは急速に回復している」と報告しています。
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