トップ 函館便り 北の風車 あすなろ商会 最新号のトップへ
   
最新号Index6月5月4月3月2月1月12月
2004年1月
◇観光客数微増−前年度上期
 昨年の4〜9月の半年間に函館市を訪れた観光客数は、推計で361万人でした。(函館市調べ)。これは前の年に比べて0.2%(7千人)の増加ですが、過去10年間では4番目に低い数字でした。4月の統一地方選挙の影響や、ゴールデンウィークの曜日配列が悪かったによるものと、市では分析しています。
 観光客の内訳は、65%が道外から、宿泊客は全体の58%と、前年度とほぼ同じ割合でした。

◇昨年の交通事故死者は33人

 道警函館方面本部管内での昨年1年間の交通事故死者は33人(前年比12人減)と、49年ぶりに30人台にとどまったことが、同方面本部のまとめで分かりました。統計を取り始めた1953年の32人に次ぐ少なさで、交通事故の発生件数、傷者数ともに減少しました。

 この10年、死者の減少傾向が続いていて、昨年の33人は10年前(1994年)の68人の約半分。“第1次交通戦争”といわれた69年(91人)の約3分の1です。昨年は全道でも391人(同102人減)、全国でも7537人(同612人減)と、全国的に交通事故死者の数は減少しました。

 ただ、昨年の管内の死者のうち、乗車中の18人中9人がシートベルト非着装で、うち7人は着用していれば助かったとみられています。函館市のシートベルト着用率は、昨年10月、道警と日本自動車連盟(JAF)が実施した調査で、70%。全道平均の83.8%、全国平均の89.4%を大幅に下回っています。


◇“五稜星の夢”点灯(15日)

 国の特別史跡・五稜郭を2000個の電球で彩る「五稜星(ほし)の夢」イルミネーションが、今年も1月15日から2月29日まで点灯されます。五稜郭を「地上に降りた大きな星」に見立て、堀の周囲約1・8キロに電球を取り付けるものです。

 1989年に五稜郭町や近隣町の会社員、自営業などの市民によるボランティア活動として始まったこのイベントは今年で15年を迎え、今や五稜郭の冬の風物詩として根付いています。


◇申年の成人式(12日)
 函館では、昭和58年4月2日から59年4月1日までに生まれた人が、今年の成人式の対象で、3153人(男性1653人、女性1500人)。昨年より2%ほど(72人)少なくなっています。同じ渡島支庁管内全体では4%の減少で、少子化現象が顕著になっています。

 式は、午後1時より市民体育館で開かれ、全体の約8割に当たる約2500人が出席しました。ここ数年、各地で「荒れる成人式」が問題になっていますが、函館では目立った混乱はありませんでした。ただ、式典の最中のおしゃべりや携帯電話の使用など、マナーの悪さは相変わらずでした。

 このページのトップへ
2003年の主な出来事
◇93年以来のコメ凶作確定
 農水省函館統計・情報センターが発表した渡島、 桧山管内の2003年産水稲収穫量は、渡島が前年比51%の6670トンで作況指数(平年作=100)44、桧山の収穫量は同48%の9110トンで作況指数43。両管内とも著しい不良で、1993年以来の凶作が確定。作況指数の全道平均は73。

 気象や病害などの被害面積は渡島が4600ヘクタール、桧山が6100ヘクタールにおよび、被害量はそれぞれ9560トン、1万3300トンに上りました。6月下旬から続いた低温、日照不足が響き、もみ数が減少。受粉障害が発生し、不稔(ふねん)歩合の平均は渡島39%(平年値10%)、桧山46%(同13%)でした。


◇函館市の投票率、全道最下位(11月9日)

 9日投開票の衆院選道8区(小選挙区)で、函館市の投票率は57.48%にとどまり、再び全道市町村ワーストワンを記録しました。市電内での投票呼び掛け放送を今回初めて行うなど、投票率向上を図ってきましたが、衆院選では1993年7月の第40回から4回連続、参院選を含めた国政選挙では7回連続で最下位になってしまいました。全道34市中の最高は歌志内の71%で、ワースト2位は帯広の58.37%。このほか釧路59%、札幌59.07%、旭川59.78%などで低く、都市部では軒並み60%を割り込みました。


◇市町村合併論議急ピッチ(10月)

 2005年3月の合併特例法の適用期限をにらみ、市町村 合併の動きが急ピッチで進んでいます。11日までに、道南では函館市と渡島東部4町村など2地域で法定協議会を設置。任意協議会、検討会などを含めると、渡島、桧山管内27市町村のうち、24市町村が合併の検討を進めています。

 凾館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町 2004年12月1日の合併を目指しています。
・七飯町、鹿部町 2005年2月1日を合併期日の目標としています。
・上磯町、大野町 10月6日、任意協議会設置に向けた準備会を発足。
・森、砂原、八雲、長万部4町と檜山管内今金町 任意協議会設立。
・松前町、福島町 10月1日、合併協議準備会を発足。
木古内町、知内町は模索状態が続いています。

◇西武函館店が閉店(8月10日)
 西武函館店(函館市梁川町9、調幸一郎店長)が10日、閉店しました。昭和56年の開店以来の22年間の歴史に終止符を打ちました。

 このページのトップへ
◇HAC函館―丘珠線就航(8月1日)

 道内コミューター路線(地方空港間路線)を運航する北海道エアシステム(HAC、本社・千歳市)の函館―丘珠線が就航しました。これで同路線は、全日本空輸(ANA)グループのエアーニッポンネットワーク(A-net、同・札幌市/1日5往復)とダブルトラッキング(2社運航)になりました。

 HACは、1日2往復。使用する機体は定員36人のSAAB340B型機。搭乗率は60%以上を見込んでいるとのこと。料金は片道1万5000円。なお、同路線就航により、函館―新千歳は運休となります。


◇7月夏日ゼロ、冷夏続く

 7月の夏日(最高気温が25度以上)はゼロで、6月下旬 から7月中旬までの旬別の平均気温、日照時間とも平年値を下回わりました。6月23日に26.5度を観測して以来、7月22日までの1ヶ月間、夏日を記録していません。

 6月下旬の平均気温は21〜23日の高気温で平年近い15.9度(平年16.6度)になりましたが、7月上旬は15.7度(同17.9度)で、階級区分の「かなり低い」状況、同月中旬も17.1度(同19・3度)で「低い」となりました。

 日照時間も平年よりも少なく、6月下旬は43.5時間(平年52.3時間)で「少ない」、7月上旬は20.5時間と平年(48.5時間)の半分以下ででした。同月中旬も34.5時間(平年48.8時間)と少なかった。

 函館海洋気象台によると、北海道上空にはオホーツク海高気圧が約1カ月にわたって居座っていて、これが冷夏の要因となっているとのこと。「高気圧は冷たい空気の塊でクーラーのように北東から冷気を送り続けている」(同台)。今後もオホーツク海高気圧が抜ける見込みはなく、18日発表の1カ月予報では、第2週目(7月26日〜8月1日)までこの状態が続きやすく、平年並みに戻る可能性があるのは8月2日以降となっている。

例年、函館では旬別の平均気温が20度を超すのは7月下旬から8月下旬までで、この期間が“函館の夏”といえます。

◇四季の杜公園オープン(7月20日)

 道が整備を進めている「道立道南四季の杜(もり)公園」 (函館市亀田中野町)が第1期オープンし、市民約3000人が訪れました。道立公園7ヶ所目で、道南では第1号です。

 同公園は公立はこだて未来大に隣接する丘陵地65・1ヘクタールを整備。総事業費51億円をかけ、1998年に着工しました。全面開園は2005年4月の予定で、年間入り込み数は24万人を見込んでいます。


 このページのトップへ
JR函館駅新駅舎開業(6月21日)

 JR函館駅の新駅舎が開業しました。 鉄骨造り2階建て、延べ床面積6300平方メートル。駅前広場から改札、各ホームまで段差がないバリアフリー構造となっています。金属パネルとガラスを組み合わせたシンプルな外観と、中央にそびえる卵型の塔。駅舎内には商業施設「ピアポ」、多目的広場「イカすホール」などがあります。


GLAY3年ぶりライブ(5月14日)
 函館出身の人気ロックバンド「GLAY(グレイ)」のライブが3年ぶりに開かれました。それに先立って、5月8日には、「ウイニングホール」(函館市末広町22)内にGLAYを題材にしたギャラリー「Art Style of GLAY(アート・スタイル・オブ・グレイ)」がオープンしました。

◇渡島海域の越冬コクガン過去最多(5月1日)

 日本野鳥の会函館支部 (有馬健二支部長)が、この冬のコクガン調査の結果をまとめました。それによりますと、渡島地方の主な海域で越冬したコクガンは1000羽を超え、これまで最も多かった昨冬の800羽を上回って、同支部の過去20年の観測で最多になりました。コクガンの写真

 同支部では毎年、コクガンの生息調査を実施していて、今冬も会員らが昨年12月10日から今年3月30日にかけて、志海苔―戸井町釜谷、上磯町富川―木古内町札苅、南茅部町川汲―尾札部の3海域で、干潮時に延べ64回の観測を行ってきました。

 調査結果では、コクガンの飛来を初めて認めた日(初認日)は昨年12月10日で、志海苔海域で16羽を確認しました。移住期の12月中は全体的に少なくなっていますが、1月の定住期に入ると3海域で3ケタに達しています。

 2月は越冬数が最も多くなる時期で、15〜17日の3日間の調査では、志海苔海域(2月15日)で115羽、上磯海域(同16日)で264羽、南茅部海域(同17日)で660羽、総数1039羽を確認しました。同支部ではその後の観測数が伸びないことから、この3日間をピークとして、今冬の最多越冬数と定めたものです。

コクガン ガンカモ目ガンカモ科 全長61cm 小型のガンで、黒色の体に、のどに白色のバンドが入る。 シベリアの北極海沿岸、北アメリカ大陸の北極海諸島で繁殖し、数少ない冬鳥として主に北日本に局地的に飛来する。海岸に住み通常、沼湖にはいることはない。グルルルルと鳴く。昭和46年に年天然記念物に指定され、絶滅危惧II類(VU)(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。日本に群れで渡来する雁はマガン、ヒシクイ、コクガンの3種。いずれも天然記念物で、コクガンが一番小型である。

 このページのトップへ
◇井上市長が再選(4月27日)

 任期満了に伴う函館市長選挙は27日に投票が 行われ、即日開票の結果、井上博司氏(66)が再選されました。経済界などの保守層を中心に広く支持を集め、元函館市議の斎藤進氏に4万8900票差をつけての再選でした。

 有権者は市立函館病院の移転新築など3大プロジェクトの推進や、市営バスの民営移管など1期目の実績を評価し、課題とされる行財政改革や国際水産・海洋都市構想の促進などについても、井上市政の継続を望んだようです。


◇ベイエリアに新施設続々(4月)

 函館の観光名所・ベイエリア地区に新たな施設が相次いで開業しました。
 金森商船(渡邉兼一社長)は開業15周年の節目を迎え、赤レンガ倉庫群一帯をリニューアルし、25日に「金森赤レンガ倉庫」としてオープン(一部先行オープン)。道内産の食材を使った創作料理を提供する「ベイサイドレストラン金森亭」のほか、ペットショップ、菓子店などが新規出店されました。

 「函館ヒストリープラザ」も輸入家具の展示、ガラス製品の販売などを行う「函館浪漫館」(4月2日先行オープン)を中心に、手焼きせんべい、和風雑貨販売など4店舗を新たに出店する予定です。

 魚長食品グループのマルカツ興産(柳沢勝社長)は22日、旧函館アートミュージアムにテディベアの展示をメインとした「はこだて西波止場美術館」を開業。著名作家のテディベアのほか、創作人形作家の作品などを展示します。

 敷地内には、ほかにタレントの田中義剛さんが企画する「九十九ラーメン」などもオープンしています。


◇函館江差自動車道、函館―上磯が開通(3月24日)

 函館開発建設部が建設を 進める高規格道路「函館江差自動車道」の函館IC(函館市石川町)―上磯IC(上磯町中野通)間8.4キロが開通しました。同道路最初の開通区間として、暫定2車線での供用。

 函館江差自動車道は函館新道の函館ICから大野、上磯、木古内、上ノ国を経て江差までを結ぶ全長約70キロ。制限速度70キロ。函館IC―上磯IC間の所要時間は、国道228号を使った現行の19分から9分短縮され、美原地区から上磯ICまでを換算しても4分の短縮になります。当面は、無料通行です。

 このページのトップへ 最新号Index6月5月4月3月2月1月12月
トップ 函館便り 北の風車 あすなろ商会 最新号のトップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送